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企業にも「欲」がある?~その本質と弁護士が提供できる法務サービスとは
人間に「欲」があるのと同じく、企業にも「欲」があります。
例えば、次のような「欲」です。
「潰れたくない」
「もっと大きくなりたい」
「もっと儲けたい」
「市場をコントロールしたい」
「社会に認められたい」
「理念を実現したい」
「他社より優れていたい」
それぞれが、企業経営における自然な欲求であり、企業を突き動かすエネルギーでもあります。
そこで、上記の7つの「欲求」に注目し、それぞれの場面で弁護士がどのように伴走できるのかを、執筆者の経験を交えながら解説します。
なお、企業の欲を叶えるという視点で法務を捉えなおすと、弁護士は単なる「リスク回避の専門家」ではなく、「企業の欲(野心)を制度化する戦略パートナー」と位置付けることになります。
経営者の皆様におかれましては、これまでの弁護士のイメージである「守りの法務」から、「欲を実現する法務」への転換を是非ご検討いただければと思います。
1.生存欲~とにかく潰れたくない
潰れたくない。あまりにも当たり前の本音です。
「生存欲」に寄り添う法務サービスの真価とは
企業は、日々の経営活動の中で無数のリスクと隣り合わせにあります。
売上の減少、資金繰りの悪化、主要取引先の倒産、法改正への対応…どれか一つでも対応を誤れば、企業の存続すら危ぶまれる時代です。
このような状況下で、最も根源的で、かつ強いエネルギーを持つ企業の「欲」は、何といっても「生存欲」 です。
つまり、「とにかく潰れたくない」「会社を守りたい」という切実な願いです。
生存欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 長年の取引先が突然、倒産した
- 予期せぬ訴訟や債権トラブルが発生した
- 資金調達の目処が立たず、支払いが困難に
- 与信先から不穏な情報が入り、不安が募る
- 不採算部門の見直しや事業再生を迫られている
こうした場面では、冷静な判断が求められますが、当事者である企業自身では的確な判断が難しいこともあります。
そこで重要になるのが、「第三者の視点」で現状を把握し、選択肢を整理してくれる専門家の存在です。
弁護士は「企業の命綱」を一緒に整えます。
企業が生き残るためには、「法的に正しい手続き」、「交渉力のある対応」、「将来を見据えた体制構築」が必要です。
弁護士はそのすべてを担える、数少ないパートナーです。
例えばこんな支援が可能です。
・債権の保全と回収(内容証明、訴訟対応など)
・契約書の精査とリスク排除
・与信管理の見直しと社内体制の構築
・不安定な取引の中止、契約解除のアドバイス
・事業再生や破産など法的整理手続の全面支援
事業が傾きかけた「そのとき」に加え、「まだ大丈夫なうちに」手を打っておく…その視点こそが、企業の命運を分けます。
【実例:突然の連鎖倒産リスク。救ったのは初動の法対応】
製造業を営むA社は、主要取引先が突如倒産。
債権が回収できず、A社も連鎖倒産の危機に陥りました。 このとき弁護士は、即座に債権保全手続を開始。 あわせて、全契約の見直しと与信先の整理を支援。 結果として、資金繰りを立て直し、再建に成功しました。 |
弁護士が「ただの相談相手」にとどまらず、実行支援まで行える存在であることが、危機を乗り越える力となりました。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・単なるアドバイスではなく、「動ける提案」が得られる
・特に企業法務に精通している弁護士であれば、現実的で即効性がある
・事前の備えから事後の対応まで一貫して任せられる
・一社一社に合った「生存戦略」を一緒に描ける
弁護士は、「倒産寸前の駆け込み寺」ではありません。
潰れないために、今日からできることを提案するのが、弁護士の役割と考えています。
企業が「生きる」ことを、もっと前向きに支えたい
企業は、社会に価値を提供する存在であり続けるために、「生き延びること」が第一条件です。
そして、弁護士はその欲求を叶えるための、最も頼れる伴走者でありたいと考えています。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=何か悪いことが起きた時」ではなく、「弁護士に相談する=会社を守り、育てる戦略の一環」を提案し、実証したいと考えています。
2.成長欲~もっと大きくなりたい
大きくなりたい。それが企業の本能です。
「成長欲」に応える法務サービスの真価とは
企業が目指すのは、ただ生き延びることだけではありません。
より多くの顧客に届けたい、より広い市場に打って出たい、より強いブランドに育てたい…その原動力となるのが、「成長欲」です。
成長したいという意欲は、企業の持続的発展を支えるエネルギーであり、同時に多くの法的課題を伴うチャレンジでもあります。
成長欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 新しい事業を始めたいが、法規制が気になる
- 投資家や外部企業との出資・提携を考えている
- 他社の買収・M&Aで事業拡大を図りたい
- 海外市場への進出を検討している
- フランチャイズやライセンスなどのスキームを組みたい
こうした成長局面では、スピード感も重要ですが、「法的な確かさ」が成否を大きく左右します。
そのためには、初期段階から弁護士と連携することが極めて有効です。
企業が成長するには、「やりたいこと」と「できること」のギャップを見極め、法の範囲内で最大の成果を得る必要があるところ、弁護士は「成長の設計図」を共に描きます。
弁護士は、アイデアを実行可能なスキームに落とし込み、成長の足場を固める専門家として活動します。
例えばこんな支援が可能です。
・新規事業に関する法規制・許認可の調査
・投資契約、出資契約の作成と交渉
・M&Aスキームの設計とデューデリジェンス
・業務提携、JV契約の法的整理
・ベンチャー法務、スタートアップ支援
法的に「できること」をクリアにすることで、経営判断に確信が持てるようになります。
【実例:不透明な規制を乗り越え、アプリ事業をローンチ】
B社は、マッチングアプリの新規展開に取り組んでいました。
しかし、関連する法規制(業法や個人情報保護法など)が複雑で、ローンチ時期が見通せない状況に。 弁護士が法的リスクを整理し、対応策を含めたスキームを提示。 必要最小限の修正でサービスを公開することができ、成長の第一歩を踏み出しました。 |
「法的リスクを避けるために諦める」のではなく、「法的に正しく進む方法を設計する」ことが弁護士の役割と考えています。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・ビジネスモデルに応じた「実行可能なスキーム」を描いてくれる
・規制の盲点や法改正リスクを事前に把握できる
・契約書類を通じて、取引先・出資者との信頼性を高められる
・成長スピードと法的安全性を両立できる
成長のチャンスは、一瞬で過ぎていくこともあります。
そのタイミングを逃さないためにも、初動から法務の力を活用することが鍵となります。
企業が「成長する」ことを、もっと自由に、もっと安全に
市場の変化が激しい今、成長にはスピードも、柔軟性も、法的安定性も必要です。
弁護士は、「企業のブレーキ役」ではありません。
むしろ、企業の成長にアクセルをかける「法的ナビゲーター」として寄り添いたいと考えています。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=やりたいことができなくなる」ではなく、「弁護士に相談する=やりたいことを最短距離で叶える手段」を提案し、実証したいと考えています。
3.利益欲~もっと儲けたい
もっと儲けたい。それが企業の原動力です。
「利益欲」に応える法務サービスの真価とは
売上を上げたい、コストを下げたい、利益率を改善したい…企業が前に進もうとする限り、常に付きまとうのが「利益を追求したい」という欲求です。
この「利益欲」は、企業の持続可能性を支えると同時に、無視すれば事業が立ち行かず、行き過ぎれば法的リスクにもつながる、きわめて繊細な領域です。
利益欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 取引条件をもっと有利にしたい
- 外注費や仕入原価を抑えたいが、交渉が進まない
- フリーランスや委託先との契約内容が曖昧でトラブルが多い
- 労働問題が利益を圧迫している
- 知的財産を収益化したいが活用方法が分からない
このような場面では、「どう儲けるか」だけでなく「どう守るか」が問われます。
だからこそ、利益改善においても、弁護士の存在がカギとなるのです。
弁護士は「利益を守り、利益を生む」仕組みを整えます。
企業が健全に、そして戦略的に利益を伸ばすには、契約・労務・知財などの多方面からの支援が必要です。
弁護士は、収益構造に潜むリスクを見抜き、契約や制度を通じて利益を最大化するための「仕掛け」を設計できます。
例えばこんな支援が可能です。
・価格交渉を有利に導く契約書(価格条項、損害賠償条項など)の整備
・労働トラブル(残業代・解雇など)によるコスト流出の予防
・外注、委託契約の明確化とトラブル予防策
・商標や著作権など知的財産の戦略的活用
・顧問契約による継続的な法務支援とコスト管理
つまり、「契約と制度を整えること=利益体質をつくること」なのです。
【実例:価格交渉を救ったのは、契約書の一文】
C社は、仕入先との価格交渉に苦しみ、利益率が低下し続けていました。
その原因は、取引基本契約に価格改定のルールが明記されていないことにありました。 弁護士が契約内容を再設計し、価格調整の基準や手続を明文化。 その結果、仕入先との交渉において立場が強まり、実際に価格条件の見直しに成功し、利益率も大幅に改善しました。 |
交渉の場で効くのは、感情よりも「契約書」の記載内容です。法律は、利益を守るための交渉ツールでもあるのです。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・利益構造に直結する「契約・制度」を整備してくれる
・労務・知財・外注など複雑な分野にも対応できる
・継続的な法務支援で、トラブルを未然に防ぎつつ利益確保
・利益の最大化と法的安全性の両立が可能になる
「儲けるために法律は邪魔だ」――そんな時代はもう終わりました。
いまや法的支援こそが、利益創出の最短ルートです。
企業が「儲ける」ことを、もっと安心して、もっと戦略的に
利益は、企業にとって最も分かりやすい成果であり、同時に守るべき資源でもあります。
弁護士は、単にトラブルが起きたときの防波堤ではありません。
利益の源泉に関わる制度や契約の整備を通じて、「儲ける力」を根本から支える存在です。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=コストが増える」ではなく、「弁護士に相談する=利益を守り、伸ばす戦略投資」を提案し、実証したいと考えています。
4.支配欲~市場をコントロールしたい
市場をコントロールしたい。それが企業の野心です。
「支配欲」に応える法務サービスの真価とは
一定の市場シェアを確保し、業界内で存在感を強めてくると、企業は次なるフェーズへと向かいます。
競合をけん制したい、自社のブランドや技術を守りたい、取引条件を主導したい…そのとき芽生えるのが、「支配欲」です。
支配欲とは、単なる独占願望ではなく、企業が自社のビジネス領域を戦略的にコントロールしようとする力学にほかなりません。
支配欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 業界のトップランナーを目指している
- 競合に模倣されやすいビジネスを展開している
- 退職社員による情報漏洩、顧客流出が起きている
- 契約先や下請けとの力関係が曖昧になっている
- ブランドやノウハウを守る必要性が高まっている
こうした場面では、「ルールを知り、攻めながら守る」ことが重要です。
一線を越えず、最大限の優位性を築くための“攻守のバランス”、それを支えるのが弁護士の役割です。
弁護士は「攻め」と「守り」の境界線を引きます。
支配欲を健全に実現するためには、公正な競争ルールを理解し、それを踏まえて最大限の戦略を展開することが求められます。
弁護士は、業法や独禁法を踏まえつつ、企業が守りながら「攻められる」環境を整備します。
例えばこんな支援が可能です。
・秘密保持契約(NDA)や競業避止条項の整備
・退職社員による営業妨害、情報漏洩の法的対策
・下請法、独占禁止法、フリーランス法等の観点からのリスク診断
・営業秘密やブランド、商標の法的保護と活用
・誤認表示や過大広告に関する法令チェック
つまり、支配するためには、まずルールを知ることが出発点なのです。
【実例:「引き抜き」から顧客を守ったのは、就業規則と契約の力】
D社では、退職した社員が顧客に営業をかけ、大口取引が失われかけていました。
弁護士が元社員の言動や影響度を入念に検証しながら元社員との交渉に対応。 一方で、就業規則、秘密保持契約・競業避止誓約書の整備に着手しつつ、顧客との交渉マニュアルを整備。 結果として、顧客の流出を防ぎ、関係も維持されました。 |
支配欲を実現するには、将来の動向も見越したルールを準備しておく必要があるのです。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・攻めのビジネスモデルに適したルール設計ができる
・独禁法や不正競争防止法の「境界線」を正しく判断できる
・情報漏洩、引き抜きへの対応もスピーディかつ合法的に進められる
・ブランドやノウハウなど「見えない資産」を守れる
企業が一段階上のステージに進むとき、法務は単なる「守り」ではなく、「競争優位を築く武器」になります。
企業が「主導権を握る」ことを、もっと戦略的に、もっと合法的に
市場の変化が激しい今、競合との距離を確実に引き離すには、戦略だけでなく、制度と法務の裏付けが欠かせません。
弁護士は、企業の支配戦略を、合法的かつ効果的に実現するためのパートナーです。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=自由が制限される」ではなく、「弁護士に相談する=自由の範囲を最大限に広げる」ことを提案し、実証したいと考えています。
5.承認欲~評価されたい、信頼されたい
評価されたい。それが企業の誇りです。
「承認欲」に応える法務サービスの真価とは
製品やサービスが認知され、取引先・投資家・社会から信頼されること。
企業にとってそれは、経営の安定にも直結する、極めて重要なテーマです。
このような「評価されたい」「信頼されたい」という願いは、「承認欲」と言い換えることができます。
特に昨今では、ESG・SDGs・ガバナンス強化・労働環境の整備など、企業の「見られ方」や「信頼性」が経営課題として急浮上しています。
承認欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 投資家、取引先、消費者からの評価を上げたい
- ESGやSDGsに対応した企業活動を推進したい
- コンプライアンス体制を整えたいが、どこから着手すればいいか分からない
- 社内ルールや倫理規程が古く、形骸化している
- ガバナンス報告や説明責任に備えたい
いずれも「企業の姿勢」が問われる時代。
誠実な姿勢を“見える形”で証明する仕組みづくりが、信頼を獲得する鍵となります。
弁護士は「誠実な企業像」を制度として形にします。
企業が「良い会社」として認められるには、理念や言葉だけでは不十分です。
必要なのは、仕組みとして証明する制度設計とその運用体制です。
弁護士は、外部の評価軸に対応したルールづくりを通じて、企業の信頼性を制度面から支えます。
例えばこんな支援が可能です。
・コンプライアンス体制の設計、構築
・内部通報制度の整備(公益通報者保護法対応)
・行動指針、倫理規程、就業規則を含む社内規程の改訂
・ESG、SDGs活動に関する法的整理と契約支援
・経営層の説明責任に備える文書作成支援(株主、取引先向け等)
制度化された誠実さは、評価される企業像の“土台”になります。
【実例:制度改革で投資を獲得】
E社は、投資家からのESGスコアが低く、資金調達が思うように進まない状況でした。
弁護士が関与し、内部通報制度の導入やハラスメント対策の明文化を支援。 ガバナンス強化を社内に定着させた結果、第三者評価機関のスコアが向上。 投資家からの信頼も回復し、資金調達にも成功しました。 |
誠実であることは大前提です。
しかし、「誠実であることを証明する制度」こそが、社会からの信頼を獲得する要です。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・ESG、SDGs・ガバナンス分野の法制度に通じている
・社内ルールを「有名無実」から「信頼の根拠」に変えられる
・説明責任、監督責任に備えたドキュメント整備ができる
・見られ方を意識した「戦略的コンプライアンス」が可能に
承認欲は、誇りの裏返し。
誇りある企業には、その土台を固めるための法務パートナーが必要です。
企業が「信頼される」ことを、もっと戦略的に、もっと継続的に
企業は、社会の一員として信頼される存在でなければなりません。
そのために必要なのは、「何をしたか」よりも「どう備えているか」です。
弁護士は、企業が社会と向き合う姿勢を制度として形にする支援者です。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=問題解決のため」ではなく、
「弁護士に相談する=信頼を築くための戦略」を提案し、実証したいと考えています。
6.自己実現欲~理念を実現したい
理念を実現したい。それが企業の魂です。
「自己実現欲」に応える法務サービスの真価とは
企業は単に利益や成長を追い求める存在ではありません。
社会に対して「何を成し遂げたいのか」…その志や信念を、事業という形で表現しようとする企業の“想い”こそが、「自己実現欲」です。
近年は「パーパス経営」「ミッション経営」など、理念に根ざした経営方針が注目を集め、単なる事業拡大とは異なる動機で動く企業が増えています。
自己実現欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 経営理念を形にしたいが、どう制度化すべきか悩んでいる
- 社会貢献型ビジネスや福祉的要素のある事業を立ち上げたい
- NPOや自治体、教育機関などと連携して活動したい
- 理念に基づいた人事制度や報酬体系を設計したい
- ミッションの実現と収益の両立に法的な不安を感じている
こうした場面では、「想い」と「制度」のギャップをどう埋めるかが重要になります。
その橋渡し役として、弁護士が大きな力を発揮します。
弁護士は「理念と制度」の接点をデザインします。
自己実現を志す企業にとって、理念を掲げるだけでなく、理念を“実行できる体制”をどう整えるかが問われます。
弁護士は、ビジョンを阻害する法的障壁を整理し、理念に即した制度設計を支援します。
例えばこんな支援が可能です。
・経営理念に即したガバナンス設計(取締役会・評議会などの制度設計)
・ソーシャルビジネス、公益事業における法的スキーム構築
・NPOや自治体、大学などとの契約書作成とリスク分担整理
・社会的ミッションを反映した人事制度(評価・報酬等)の設計支援
・制度、契約、資金調達を横断した「理念×現実」型サポート
理想の実現には、制度という現実の設計図が必要…このときが弁護士の出番です。
【実例:「誰もが働ける社会」を掲げた企業の挑戦と法的整備】
F社は、「障害のある人も、誰もが誇りを持って働ける社会をつくる」という理念のもと、就労支援事業を開始。
しかし、助成金制度や委託事業の申請、NPOとの連携など、法的手続が複雑化。 弁護士がスキーム設計から契約支援、コンプライアンス対応まで一貫して伴走し、結果として理念の具現化と事業の安定運営が両立できました。 |
理念を掲げるだけでは、社会は動かない。
それを形にする制度の整備こそが、企業の“魂”を届ける道です。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・理念に即した「制度設計」「スキーム構築」ができる
・公共性、社会性の高い事業に必要な法的要件に対応できる
・NPO、行政、教育機関との協業も安心して進められる
・理想と収益の両立を支える“実行可能な形”を提示できる
理想を掲げた企業にこそ、現実と折り合いをつける法的知見が必要です。
企業が「信念を貫く」ことを、もっと柔軟に、もっと制度的に
企業の存在意義は、利益だけにとどまりません。
理念を現実のものとして社会に届ける、その使命にこそ、多くの価値が宿ります。
弁護士は、企業のビジョンと制度の間に橋をかける役割を担っています。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=事業を止められる」ではなく、「弁護士に相談する=想いを最も実現しやすい形に整える」ことを提案し、実証したいと考えています。
7.比較欲~他社より優れていたい
勝ちたい。優れていたい。それが企業の本能です。
「比較欲」に応える法務サービスの真価とは
市場で選ばれる企業になるためには、他社と比べて「優れている」と思われる必要があります。
製品・サービス・ブランド・取引条件…どこかで他社を上回ることで、企業は選ばれ、信頼され、成長を遂げていきます。
このように、「競合に勝ちたい」「業界で抜きん出たい」という想いは、企業の自然な衝動であり、強い推進力を持つ「比較欲」と呼べます。
比較欲が顔を出すのは、こんなときです。
- 自社のサービスが他社に模倣されていると感じる
- 新しい技術や仕組みを「先に出したい」と考えている
- 業界の中で差別化できる要素を明確にしたい
- 排他契約や独占契約を検討している
- 法令順守だけでなく「コンプライアンスの先進企業」として評価されたい
「比較される時代」から、「比較で勝ちにいく時代」へ
その転換を支えるのが、戦略的法務の力です。
弁護士は「比較優位性を制度で築く」専門家です。
差別化された商品、優位な契約条件、業界での独自ポジション。
これらは偶然ではなく、制度設計と契約戦略によって生み出すことができます。
弁護士は、企業の強みを明文化し、他社との差別化を法的に守り抜く支援を行います。
例えばこんな支援が可能です。
・ビジネスモデルの合法性検証とリスク排除
・差別化につながる知的財産戦略(商標・著作権・特許連携など)
・排他契約、独占契約のリーガルチェックと導入支援
・コンプライアンスやガバナンスの「見える化」支援
・契約書の工夫による価格、納期、条件での優位性確保
つまり、比較で勝つには、「見えない制度的優位」を持つことが決定打になるのです。
【実例:競合に先駆けて特許を押さえ、販売の主導権を確保】
G社は、競合と類似した製品を開発中でしたが、法的な裏付けがないまま販売することに不安を感じていました。
弁護士が弁理士と連携し、技術的特徴に即した特許出願を戦略的にサポート。 また、販売代理店契約でも自社に有利な条件を明文化。 結果として、同業他社より先に市場で優位性を確保し、競合の模倣リスクも抑えることに成功しました。 |
優れているだけでは足りない。
「優れていると証明できる仕掛け」こそが、比較欲を満たす鍵です。
ここで、弁護士に相談することが「最適な選択」である理由をまとめます。
・「他社とどう差をつけるか」の視点から契約・制度を設計できる
・知財・競争法・ガバナンスのバランスを取ってリスクなく優位性を構築できる
・「比較される」立場から「比較に勝つ」立場へ変える支援ができる
・法令順守の枠を超えて、信頼される“先進企業像”を打ち出せる
比較欲は、競争社会における企業の本能です。
その欲を安全かつ戦略的に満たすには、弁護士の力が不可欠です。
企業が「選ばれる存在」であり続けるために
どれだけ優れた技術やサービスを持っていても、法的に守られなければ、簡単に模倣され、優位性は失われます。
弁護士は、企業の「比較優位」を確実に制度化する伴走者です。
リーガルブレスD法律事務所は、「弁護士に相談する=守るため」ではなく、「弁護士に相談する=勝つための布石を打つ」ことを提案し、実証したいと考えています。
企業の欲は進化の証。進化するには弁護士を活用するのが近道
企業は、人と同じく「欲」に突き動かされて進化していく存在です。
潰れたくない(生存欲)、大きくなりたい(成長欲)、もっと儲けたい(利益欲)、市場をコントロールしたい(支配欲)、社会に認められたい(承認欲)、理念を実現したい(自己実現欲)、そして、他社より優れていたい(比較欲)。
これらの企業の「欲」は、どれも否定すべきものではなく、むしろ健全な成長のエネルギーです。
ただし、その欲を追求する過程には、必ずと言っていいほど法律や契約、制度といった「現実の壁」が立ちはだかります。
そのときこそ、弁護士の出番です。
弁護士は、企業の欲求を「現実のルール」の中で最適に実現するための、もっとも頼れる伴走者です。
欲を持つことに臆する必要はありません。
その欲を、いかに安全に、賢く、そして力強く実現していくか。
その問いに対する“最適解”が、弁護士というパートナーなのです。
「弁護士に相談するのはトラブルが起きたとき」ではなく、「弁護士に相談するのは、“欲を叶える戦略”を描くとき」です。
リーガルブレスD法律事務所は、その発想の転換が、企業経営の未来を大きく変えていくと考えています。
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