「生成AI時代の法務支援へ―弁護士が伴走する継続支援サービスのご案内」
ChatGPTをはじめとする生成AIは、契約書の草案作成や法的質問の初期調査など、企業法務においても一定の実用性が示されつつあります。
このように生成AIの活用は日々拡大していますが、誤った情報のまま契約実務に反映されてしまったケースもすでに発生しています。
企業の信頼性や法的安全性を守るためには、AI活用の初期段階から適切なチェック体制を構築しておくことが不可欠です。
このような背景の下、リーガルブレスD法律事務所では、生成AIを活用する法人・事業者に対し、弁護士が伴走型でサポートする継続支援サービスを試験的に開始しました。
AIの法務活用における安全性・効率性を高めるための、本サービスの概要・料金体系・利用方法についてご案内します。
■ サービス名
AI法務ジャッジ(継続支援プランβ版)
■ サービス概要
生成AIを活用する企業・事業者様向けに、弁護士が以下の支援を継続的かつ定額制で提供するものです。主な支援内容は次の通りです。
- 生成AIによる契約条項案、回答の定期レビュー
- 誤答リスクの分析と改善アドバイス
- 貴社業務に適したプロンプト設計の支援(選択したコースによる)
■ 対象者
次のいずれかに該当する法人・個人事業主の方(※非事業者=消費者は対象外です)
・AIを法務、契約実務に試験導入中の企業、事業者
・法務部門のない中小企業でAIを使って契約書のドラフトを行っている企業、事業者
・業務委託契約、秘密保持契約等の雛形を生成AIにより作成、補助している企業、事業者
■ 料金
次の3つのコースより、ニーズに合わせてご選択可能です。
①ミニマム
サービス内容 |
・月2件までAI回答のレビュー(レポート提供を含む) ・メール又はチャットで質疑応答 |
提供形式 | レポート(A4×1枚程度、PDFデータ)+メール・チャット |
ニーズ |
・AI誤答の見逃しを予防したい ・AI法務の導入を始めたばかりで、これから慣れていきたい |
料金 | 月額33,000円(税込) |
利用期間 | 最低利用期間6ヶ月、その後は3ヶ月ごとの自動更新 |
②スタンダード
サービス内容 |
・月3件までAI回答のレビュー(レポート提供を含む) ・メール又はチャットで質疑応答(1件当たり3往復まで。1回のメール又はチャットでの質問数は3つまで) ・希望によりZoom面談可(1ヶ月当たり30分) ・プロンプトの添削、修正文の提供 |
提供形式 | レポート(A4×1枚程度、PDFデータ)+メール・チャット(Zoom) |
ニーズ |
・レビューや改善提案が欲しい ・AI法務の「改善・再現性の確立」を図りたい |
料金 | 月額55,000円(税込) |
利用期間 | 最低利用期間6ヶ月、その後は3ヶ月ごとの自動更新 |
③エンタープライズ
サービス内容 |
・月5件までAI回答のレビュー(レポート提供を含む) ・メール又はチャットで質疑応答(無制限) ・希望によりZoom面談可(1ヶ月当たり60分) ・プロンプトの添削、修正文の提供 ・社内向けテンプレート整備支援 |
提供形式 | レポート(A4×1枚程度、PDFデータ)+メール・チャット(Zoom) |
ニーズ |
・社内のAI活用を制度設計、標準化したい ・法務部門主導で組織導入を進めたい |
料金 | 月額110,000円(税込) |
利用期間 | 最低利用期間6ヶ月、その後は3ヶ月ごとの自動更新 |
■ ご利用の流れ
①以下のフォームから、必要事項を記入して送信してください。
②貴社のニーズ確認、貴社からのお問い合わせ事項への回答を行う目的で、Zoom面談の日時を調整させて頂きます。
③Zoom面談終了後、契約締結手続きを完了させ、サービススタートとなります。
■ 注意事項・免責事項
- AI法務ジャッジ(継続支援プランβ版)は、生成AIの出力内容に対する助言や修正案の提供を目的とするものであり、訴訟や紛争処理、訴訟や行政機関向けの公的手続の代理を目的とするものではありません。
- 契約書等のレビューに際しては、必要に応じて追加料金または別契約となる場合があります。
- 提供するテンプレートや条文案は、一般的な使用を想定しており、貴社個別の実態に即した契約内容の作成については別途協議が必要です。
■ FAQ(よくある質問)
Q1:この継続支援プランは、「AI法務ジャッジ(無料スクリーニングβ版)」「AI法務ジャッジ(ライトレビューβ版)」を利用していない場合でも申し込めますか?
はい。初回利用時に現状のAI活用状況をお伺いしたうえで、適切な支援内容をご提案いたします。
Q2:生成AIの活用が社内でまだ限定的ですが、利用しても問題ありませんか?
問題ありません。導入初期の段階でも、プロンプト設計支援やリスク指導などで支援可能です。
Q3:「契約書等のレビューに際しては、必要に応じて追加料金または別契約」となるのは、どういった場面ですか?
例えば、契約書等に記載されている文字数が4,000文字を超える場合、一から契約書等を作り直した方が良いと判断される場合、修正を要する箇所が10カ所を超えるなどした場合は、追加料金のお願いをさせていただく場合があります。
Q4:どんな内容でも対応してもらえますか?
いいえ。担当する弁護士がカバーできていない内容はお断りしています。例えば次のようなものです。
・国際法や日本国以外の法令が関係する内容
・刑事裁判に関する内容
・家事事件(離婚、相続、後見など)に関する内容
・税務に関する内容
・金融商品取引法、外為法、医事法、環境法、各種業法など専門性の強い内容
・個別具体的な訴訟に関する内容
・その他公序良俗に反する内容など。
Q5:情報の守秘義務は守られますか?
はい。弁護士法に基づく守秘義務に則り、提出された情報は厳重に管理されます。ただし、入力情報には個人情報を含めないようご配慮ください。
Q6:サービスを提供するのは誰ですか?
原則として、弁護士湯原伸一が行います。
2001年に弁護士登録して以来、企業法務を取り扱っているベテラン弁護士です。
企業法務に関する商工会議所での講演、法律系雑誌への寄稿などの実績があります。
■ まとめ
生成AIの活用は、企業の契約・法務実務に変革をもたらす一方で、そのリスクを十分に理解・管理しながら運用する体制が不可欠です。
「AI法務ジャッジ(継続支援プランβ版)」は、そうした時代の要請に応えるために設計された弁護士による継続型支援プランです。
契約文書の品質維持、問題事例に対する社内の法務対応力の強化にお役立てください。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
AI活用による“法務事故”を未然に防ぐ体制を整えたい方へ